赤星地蔵

場所:みやま市高田町飯江
 赤星統家の二人の子供が処刑されたとされる場所に立つ。
 統家は沖田畷の戦いで島津勢の先鋒として戦い、無念を晴らすことになる。 
 赤星統家は14歳の嫡子・新七郎を龍造寺隆信に人質に出していた。隆信は統家を柳川に呼び出すが、蒲池氏を呼び出して暗殺していた隆信を簡単に信じる訳にもいかず、統家は渋ってた。
 隆信は使者を差し向けたが、たまたま統家は留守。そこで使者は統家の8歳の娘をさらって帰った。居留守と思った隆信は激怒、新七郎と一緒に二人をここで磔にしたそうな。
 新七郎は立ち会いの武士に隈府城の方角を聞き、「わが面西にな向けぞ赤星の親に後を見せじと思へば」と詠んだとか。